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伽藍紹介

本堂

正安二年(1300)建立の本堂は国宝に指定。

屋根は寄棟造り。本格的な密教本堂であり。

鎌倉時代建立だが、和様式が多く取り入れられ、奈良興福寺系統の工匠、棟梁、藤原国重により建てられた。

御本尊、馬頭観音、脇侍仏、薬師如来、阿弥陀如来を祀る。

仁王門(二王門)

鎌倉時代後期建立の仁王門は、国指定重要文化財指定。

また、金剛力士立像は、県指定有形文化財である。

三間一戸八脚門の切妻造り。

小ぶりな門だが、見所はある。側面の屋根、鬼瓦の表情。

仁王門にあるハート形、見つけてください。

大門

19世紀中頃建立(大正2~3年移築)三間一戸八脚門の入母屋造り。

廃仏毀釈により岡山県から移築された。本来は仁王門とのこと。

現在では、旧街道に沿って、お遍路さんが71番への出発の門となっている。

五重塔

明治43年(1910)再建立。

当時の住職、頼富實毅僧正により、明治29年に斧初めを行い14年間の歳月を経て落慶に至る。

初重部分は総欅であり、高さは約30メーター。

胎蔵会五仏を祀る。

大師堂

寛政7年(1795)建立。

昭和62年大修理完成。入母屋造り。

弘法大師坐像。八祖大師、十大弟子を祀る。

弥勒堂、祖師堂とも呼ばれていた。

十王堂 奥殿 護摩堂

宝暦9年(1759)建立。平成5年大修理完成。

本堂の影響を受け、近世では珍しい寄棟造り。

向かって右手に十王像、左手に説法阿弥陀如来坐像、三面大黒天を祀る。

護摩堂は平成8年建立。宝形造り。

近藤泰山仏師により昭和10年造立の不動明王立像を祀る。

赤堂(大日堂)

室町時代中期建立。宝形造り。

古くは「塔の址」と記載がある。

五重塔の初重だけが残ったものとの伝承もある。

朱塗りの仏堂造り。

金剛会大日如来(鎌倉時代造立)並びに、持国天、多聞天の二天王立像(鎌倉時代造立)を祀る。

鐘楼

17世紀末建立。入母屋造り。

鐘楼本体は、戦時中に金属供出によって取られ、戦後の昭和24年に再鋳造された。

大晦日に限らず、参拝者により日々鐘の音が響く。

満蒙開拓団慰霊堂 奥殿 阿弥陀堂

昭和52年から、地元の開拓団遺族の方たちの熱意により慰霊堂として拝まれるようになる。

当時の開拓団の生活を知る資料館としても保存される。

本尊阿弥陀如来坐像(伝釈迦如来)は、元々、近隣の阿弥陀院の本尊だったが、明治の神仏分離令廃仏毀釈により本山寺へ移された。

毎年春彼岸に慰霊祭が勤められる。

鎮守堂

天文16年(1547)建立。

香川県指定有形文化財。檜皮葦屋根。

江戸時代、天徳年間に修復された。

さらに、昭和60年(1985)修復。五所権現を祀る。

一畑薬師堂

島根、出雲の国、総本山一畑寺より勧請された薬師如来石仏である。

目の病に特に効果あり。眼病平癒。

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